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スペクトル拡散通信の基礎
民生への応用
Robert C. Dixon 他著
山之内 和彦 他訳
竹内 嘉彦 他訳
14,800円
A5 672頁
4-87653-050-5 C3055
本書は、この分野では必読文献となっている著名なRobert C. DixonのSpread Spectrum Systems(改定3版)の日本語版である。近年、目覚しい無線技術の進歩によりアナログ通信方式からデジタル通信方式に移行しつつある中で、スペクトル拡散通信は、秘話・秘匿性に優れかつ周波数利用効率が高いことから、次世代のデジタル通信方式として一躍注目を集めている。


初版の発行された1976年当時は、スペクトル拡散通信の応用面はほとんどは軍用に関するものであったが、今日、民生用途への利用の道が開かれ、スペクトル拡散通信方式を用いた多くのシステムが開発されつつある。本書はこのような状況を踏まえつつ、第1版を大きく改定し、各章において解説や実用例をさらに増やし、さらに一部改定をも加えて用語説明、多くの参考文献を紹介し、全体的に内容を大幅に充実し解説を行なっている。


また「付録」についても応用事例および理論解説も補足説明し、実際に即した形で適宜説明され、実践技術者にとっても大いに役立つよう配慮されている。
本書は、入門からある程度の知識をもつ読者にとっても、また基礎から応用面に至る幅広い技術者にとっても極めて有用な必読書と言える存在である。


本書は二部から構成されている:
第I部
においては、スペクトル拡散通信システム一般に関して述べられている。
第II部ではISM(Industrial, Scientific and Medical)バンドにおけるスペクトル拡散通信、CDMA (Code Division Multiple Access), GPS (Global Positioning Systems), PCS (Personal Communication Systems) 等スペクトル拡散通信システムの民生用途での応用面に関して述べられている。

第I部、第1章において、「スペクトル拡散通信一般」についての事項が述べられている。

第2章では「スペクトル拡散システムの種類」、

第3章において「用いられる符号」、

第4章では「変調および変調器」、

第5章では「相関および復調」、

第6章において「同期の捕捉および保持」、

第7章において「無線同線」、

第8章において、「スペクトル拡散を用いた航法システム」、

第9章において「実際例」が述べられ、

第10章において「スペクトル拡散システムの試験および評価」に関して述べられている。


第II部

第11章においてISMバンドにおけるFCC規格、スペクトル拡散に関する軍用と民生の特徴と比較、 DS (Direct Sequence) と FH (Frequency Hopping) に関し他システムからの干渉、環境ノイズ以下の動作、誤り訂正符号、遠近問題、線形動作、同期について述べられ、加えて民生用途でのFHシステム、ジャミング・マージン、マルチパス抑圧、周波数帯の分割に関して述べ、最後にセルラー・システムへの応用に関し述べられている。

第12章においては、多元接続に関してCDMAを他の多元接続と比較して述べ、

第13章において、「現状での民生用途での応用例」を挙げ、

第14章において「PCSとの関係」を述べている。

以上記したように、本書は現在開発されつつある多くの民生用途でのスペクトル拡散システムの開発に携わる技術者にとって、常に座右に置くべき必読書となっている。
 
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